
いつ買うか
旬
数字
カロテン 2倍 / ビタミンC 5倍
旬のほうが安く、そして実際に栄養が多い。数字で出ている。
旬は気分ではない
旬とは、その食材が他の時期よりも新鮮でおいしく食べられる時期のこと。そして味の話だけではない。
トマトのカロテンは、出回り期の七月に528μg。十一月には241μgで、半分以下になる。ほうれん草のビタミンCは十二月に84mg、九月には17mg。五分の一だ。同じ野菜の、同じ100gで。
旬のものは安く、うまく、栄養が多い。三つが同時に最良になる時期が、年に一度ある。
走り、盛り、名残
料理屋は旬を三つに割る。走りは出始め。初鰹のように、早いことに値打ちがある。盛りは最も多く出回る時期で、味がよく値も落ち着く。名残は終わりかけ。数が減り、去っていくものとして扱う。
同じ食材でも、走りと名残では扱いが変わる。走りは軽く、名残は深く火を入れる。品書きの言葉も変わる。
四季
季節ごとの代表を挙げる。地域と年によってひと月前後する。
- 春 筍・菜の花・アスパラガス / 鯛・鰹・蛤
- 夏 とうもろこし・茄子・胡瓜 / 鱸・穴子・伊佐木
- 秋 蓮根・春菊・牛蒡 / 蛸・鰤の若魚・魳
- 冬 大根・白菜・ほうれん草 / 鰤・若布